2005年07月17日

HINOKIO

招待券をもらったので観てみました。先週公開だったはずなのですが、22日までにほとんどの上映が終わってしまうとのことだったので、慌てて観に行った次第です。
11:45からの回をワーナーで観たのですが、187席あるのに最初から最後まで自分一人しか観客がいませんでした…

肝心の内容ですが、これが良く出来ていました。ロボット(部品にヒノキが使われているからHINOKIO…寒)のCGは走っているシーン以外はほとんど違和感なくうまく合成されていたし、ストーリーそのものも引きこもりの少年を中心に展開するハートウォーミングな話で、純粋に楽しめました。関西テレビが開催した試写会に16人しか来なかったという日経記事もあり(招待券が発送されず処分されたらしい)やはりプロモーション不足でしょうか、非常にもったいない気がします。

母を交通事故で亡くしたサトル(本郷奏多)は、それ以来引きこもりになってしまう。見かねた父親の薫(中村雅敏)は自らが勤める会社で開発したロボットによる代理登校させる。概ねクラスメイトには受け入れられるが、悪ガキトリオのジュン(多部未華子)、丈一(村上雄太)、健太(加藤諒)には手荒いイタズラをされてしまう。
ちなみに健太ってどこかで見た顔だなぁと思いながら観ていたのですが、プロフを見ると「あっぱれさんま大先生」で見ていたことが判明。小さい頃からあの主張ある眉毛だったな、確かに。

唐突に現れるオリジナルのゲーム画面、これも一から作っているようですが、非常に丁寧に(もちろんCGで)作られていました。で、気になったので秋山監督の経歴見ていたら映画「ファイナルファンタジー」のVFX担当だったんですね、納得。
で、このパーガトリー(煉獄)というゲームが現実とリンクしているという設定なのですが、登場人物がFFのキャラぽかったな、思い返せば。

サトルはHINOKIOを通して仲間との交流を持ち、父親にも意思を伝え、少しずつコミュニケーションを図るようになる。当初HINOKIOに好意的だったスミレ(小林涼子)がHINOKIOとジュンの距離が近づくにつれ、HINOKIOを排除しようとする。結局これは最後まで分からなかったのですが、女同士の友情を超えた愛情に近い部分を描きたかったのか?と勝手に想像。

介護用ロボットとして開発されたHINOKIOが、実は軍事用ロボットのプロトタイプだとスミレに告発され、サトルはショックでHINOKIOを電車に飛び込ませてしまう。サトルは自ら感覚フィードバック機能をインストールしていたので、そのせいで脳にダメージを受けてしまう。

サトルを救いたい一心でジュンは、ゲームとリンクしている現実社会からサトルを救うために奔走する。この辺はリアリティというよりはファンタジーの世界でしたが。
結局、ジュンのおかげで一旦死んだはずのサトルは甦り、父を恨んでいると思っていた死んだ母に悟され父と和解する。
このシーンもハリウッドに負けないくらいの迫力があり、かつ実写にうまく馴染んだCGが使われていました。

こういった映画が多くの人の目に触れる前に上映が終了してしまうのは、非常に残念だなと見終えた後に素直に思えました。
posted by yu-go at 08:04| Comment(3) | TrackBack(8) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
対抗馬がSWや宇宙戦争ってのはちょっと分が悪いですね。
いい映画なんですが。

ただ監督がいろんな思いを詰め込みすぎて若干中途半端になったのはおしいかも。
軍事ロボットのこと、釣りそこねた巨大魚のこと、
(ゲームとのリンク性もネトゲへの批判も)

とりあえず22日まではトップにバナーを貼っておく事にします。(宣伝部??)
Posted by Ageha at 2005年07月18日 16:25
TBありがとうございました。
いい作品なのに、観客が少ないのはもったいない。
私が観た時も、150席ほどあるのにたった4人でした。
夏休みに入る前に打ち切られるのではと心配です。
Posted by かばっちょ at 2005年07月19日 01:23
>Agehaさん
確かに消化不良な感はありましたね、あれもこれも見せたいという気持ちは良く分かりましたが。
撮影自体は1年前とのことらしいので、あえてSWや宇宙戦争に当てて公開しなくても良かったような…

>かばっちょさん
今週で今公開している劇場の殆どは終わりで、その先はミニシアター系のみの上映だとか。
夏休み、子供たちにこそ見てほしい映画だけに、もし本当だとしたら残念な話ですね。
Posted by yu-go at 2005年07月19日 12:52
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